プロフィール

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ISAC KATO

加藤 功 かとういさお 1960年 岐阜県生まれ
小学生の時、鼓笛隊に入り、初めてドラムに触れる。
高校時代はブラスバンド部に所属。
スネアドラム、シンバル、木琴などの打楽器を担当。
社会人となり仕事を持つ傍ら、
ドラマー・パーカッショニストとして活動。
ライブハウスやイベントで、ジャズ、ロック、
フュージョン、フォーク、サンバ、ラテンなど、
様々なバンドでプロ、アマ、
多数のミュージシャンとセッションする。
パーカッションと音楽仲間は、心中に流れる
インプロビゼーションを引き出してくれる大切な存在。

 

 

20才を過ぎたころから音楽活動を開始しまして、ライブ演奏は年間40回ぐらいやって、
それを30数年続けてきましたので、延べ1200回以上はライブをやった計算になります。

 

 

趣味を超越することではありますが、音楽一本でやっていくという本業には至りませんで、
家族を養うため、生活費を稼ぐために自営業をやりながら音楽を続けてきました。

 

 

30数年の間にはいろいろ紆余曲折ありまして、音楽を続ける弊害がたびたびあり、
一番きつかったのは、仕事上の失敗から、家から物から全部失うという憂き目にあいまして、
この時ばかりは、音楽活動を中断せざるを得ないという事態になり、止める覚悟をしました。

 

 

しかし、そんな人生の局面で、精神的にきつく辛い状況でも乗り越えてこれたのは、
長年やってきた音楽が身体の一部となり、血液に溶け込んでいたからだと思うのです。

 

 

私にとって音楽というのは、いつも隣にいてくれて励ましてくれる、
そういう存在だったと気付かされました。

 

 

そしてその後、閉塞した状況から抜け出したい一心で、
明日への希望や光を音楽に託し(笑)活動を再開しました。

 

 

そんな矢先、パーカッション講師をやってもらえないかというお話しを頂きまして、
ためらいながらもお請けすることにしました。

 

 

楽器は長く演奏しておりましたが、講師の経験などない私は、手さぐり状態ながら、
私のレッスンを受けにわざわざ通ってきてくれる人たちのために、
上手くたたけるようになる方法を一生懸命考えました。

 

 

夜中の2時、3時まで、テキストの作成をして、それをどう体現し伝えるか。

 

 

始めた当初は、毎夜そればかり考えていました。

 

 

その甲斐あってか、常時25名から、多い時で定員上限の35名の生徒さんが在籍され、
講師を始めた2008年から13年間で延べ170名以上の方々に受講して頂きました。

 

 

講師を13年間務めさせて頂いて、明らかに変わったことがあります。

 

 

以前は、ただ自分が楽しめればいい、という自分だけに意識が向いていたのが、
自分のことなど二の次で、自分以外の人の方が優先という意識に変わったのです。

 

 

振り返ってみると、いくつかの弊害があっても、どうしてもやめられなかった音楽。

 

 

そして、続けた先には、人のために必死に考えるという状況になっていた。

 

 

還暦を越えた年齢になった今、これはなにか、残りの人生を賭けてでもやり通す、
使命のようなものがあるとも考えるようになってきました。

 

 

楽器を演奏することの楽しさ、そして音楽をもっと好きになって、
更に活力みなぎる毎日を過ごしてもらう、それを応援するという、そんな使命です。

 

 

楽器ができるようになって、自ら音を放ち、音楽を発し、生み出し、表現し、
心から音楽を好きになってもらう。

 

 

今が、明日が、毎日が楽しくてしょうがない、そんなふうにみんながなれたら、
これ以上望むものはありません。

 

 

ご縁のあるすべての方々、
今後ともよろしくお願いします。     加藤功

 

 

 

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