第4回目のコンガ講座始めましょう。
前回は「ヒール&トゥ」という叩き方について説明しました。
今回はその他の叩き方についてお話していくことにします。
いくつかの叩き方を覚えて、叩き分けの技を磨くことが、
コンガ奏者には必要なことなので、是非やってみてください。
まずは下の写真をご覧下さい。
左の写真がスラップという叩き方です。正しくは、クローズドスラップになります。
これは4本の指先でコンガのヘッドを打ちます。
叩いた瞬間にヘッドをつかむような感じで打って下さい。
つかむといっても、力が入りすぎは禁物です。 音の感じは「パキッ」っていう高い音です。
叩く位置は、ヘッドの端の方が高い音が出やすいですが、練習の時はなるべく中心を叩きます。
では次に、真ん中の写真はオープンという叩き方です。
4本の指先でコンガのヘッドをたたき放つように打ちます。
これは、コンガのふちに手のひらの真ん中(くぼんだところ)がくるように打つと、
ちょうどいいあんばいで指の腹がヘッドの中心を弾むようになると上手くいくかと思います。
打音は「トーン」という伸びのある感じですね。
では次に右の写真、ベースです。
これはヒールと同じように、手のひら全体で大きく打ちます。
音は「ドムッ」っていう感じでしょうか。
慣れてきたら、ミュートにしてクローズドベースにしたり、
叩き放ってオープンベースにしたり、叩き分けてみてください。
参考に、下の動画をご覧ください。(ベース、オープン、スラップの順にたたいてます。)
たたき方の種類としては、上のスラップ(クローズド)、オープン、ベース、
そして、前第3回目講座でお話しました、「ヒール&トゥ」が基本的な打法です。
これ以外にも、「モフ」という、ヘッドを押さえてミュートする叩き方や、
スラップにもオープンスラップ、クローズドスラップに分けられたりとかしますが、
まずは「ヒール/トゥ/スラップ(クローズド)/オープン/ベース」、
以上の5種類をマスターしていただければと思います。
こうした叩き分けをマスターすれば、リズムのパターンを覚えなくてもさまになってきます。
最初はもちろん、うまくいかないでしょうが、
根気よく続ければ、いつの日か劇的に上手く叩き分けられるようになりますよ。
注意点は、力を入れすぎないようにすることですね。
かといって、抜きすぎると音が鳴らないですから、そこら辺のさじ加減が難しいところですが、
慣れてくれば感覚がわかってきますから大丈夫です。
コンガのヘッドを毎日さわっているだけでも感覚はつかめてきますよ。
それはおそらく、手がコンガの皮に馴染んでくるからだと思います。
まずは叩きわけを意識して、 それぞれハッキリした音を鳴らすことができるまで
5種類の打法をしっかりマスターしましょう!
では、またお会いしましょうね★