感情のコントロール

感情のコントロール

感情のコントロール

 

演奏前の緊張感というのは、だれしもあると思います。
適度な緊張感であれば、サウンドが引き締まるという点で、
むしろ持っている方がいいのですが、

 

 

極度の緊張感となると良くありませんね。
本番直前にこういう状態になると演奏にも影響しますから、
これはなんとか軽減したいものです。

 

 

人前での演奏に場慣れしてくれば、
極度の緊張などということはないでしょう。

 

 

しかし、さほど慣れていないとか、
場数は踏んでいるけど、その時々のコンデションによって、
左右されることもあるかと思います。

 

 

やはり、音楽の演奏というのは意識が大きく作用します。

 

 

「かっこいいところを見せなきゃな」とか、
「絶対ミスしないで演奏しよう」と強く思ってしまうと、
必要以上にリキんで、リズムに引っ掛かりが生じるようにもなります。

 

 

あるいは、必要な機材を忘れて慌てふためくとか、
忘れ物に限らず、機材の不調、ケーブル、シールドの不具合など、
様々なアクシデントが発生した場合、やはり感情がざわつきますね。

 

 

こういったことを、意にも介さず平静を保って演奏できる人もいれば、
モロに影響を受けて、演奏がガタガタになってしまったという人もいるでしょう。

 

 

では、本番の演奏時に影響しないようにするには、
どうすればいいかを考えてみたいと思います。

 

 

緊張を和らげる方法

 

 

本番前に、何かお決まりのルーティンをするとか、
おまじないのようなことをして心を落ち着かせるというのもあります。

 

 

自分に合うものであって、
効果的なものであれば、こういうのもありですね。

 

 

しかし、なにもない、こんなことをする心の余裕すらない、
という方もいるかもしれませんので、

 

 

だれでも簡単にできて、
効果のある(と思う)方法を二つご紹介したいと思います。

 

 

まず一つ目、

 

 

本番前のライブ会場を、隅から隅までゆっくり歩く

 

 

歩きながら天井など会場全体を見渡しします。

 

 

収容100人規模ぐらいのライブハウスでしたら、1分もかかりません。
大きなコンサートホールであっても、ブラブラ歩くだけなので5分くらいで出来ます。

 

 

ミュージックホール

 

 

これは、場を把握する。掌握する。手中に収める。場を我がものにする。
こういったことに意識がつながるからだと思うのですが、結構、効果あります。

 

 

続いて二つ目、

 

 

本番前に気持ちが高ぶり、緊張している自分の感情を俯瞰視する

 

 

自分の感情を俯瞰して客観的に視ることができれば余裕が生まれます。
そして、その感情を言葉に表してみると更に効果的です。

 

 

ドキドキして落ち着かないのであれば、「落ち着け、落ち着け」
ではなく、

 

その時に自分が感じている情緒語をそのまま口にする方がいいです。

 

「ドキドキしている」、「ワクワクしている」、「怖じ気づいている」、
「あせっている」、「うわついている」、「落ち着かない」、「イライラしている」、

 

 

こういった、そのままの感情を口に出すだけで、
張りつめていたものが、ふぅ~っと放たれて楽になりますし、

 

 

いっそのこと、このドキドキを楽しんじゃえ!
ぐらいの気持ちになれれば言うことなしです。

 

 

余裕ができて、いざ本番の演奏に集中して入り込めるのですね。

 

 

どちらも簡単な方法なので、一度試してみてください。

 

 

ただし、万人に効くとは限らないので、
効果を感じられなくてもなくても怒らないでくださいね。

 

 

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