第3回目のコンガ講座始めます。
さて、前回までのレッスンでたたく感じはつかめてきたと思いますので、
今回の講座では具体的な叩き方を説明していくことにしましょう。
ご存知の通り、コンガはスティックで叩くのではなく、
素手で皮を叩くというとても単純な楽器ですから、
単に手のひらでポコポコと通り一辺倒な叩き方をしても面白くありません。
ですから、手のどの部分で叩くか、あるいは強弱つけたり皮を押さえつけたり、
叩き放ったり、いろんな打音のバリエーションがコンガ奏者には要求されます。
今回と次回の講座で、幾通りかの叩き方を解説していきたいと思います。
今回は「ヒール&トゥ」という叩き方を練習してみましょう。
上の写真左がヒールという叩き方です。
手のひら全体をコンガのヘッド(皮)に、ストンと乗せる感じで叩きます。
出る音は「ドムッ」っていう感じの低音ですね。
叩く位置は写真でご覧頂いている辺りで良いかと思います。
では次に、右の写真がトゥという叩き方です。
ヒールで叩き(手のひら全体を乗せ)、そのまま指先を跳ね上げ、
落としてヘッドを打ちます。
打音は「トン」っていう感じですね。
そして、それを繰り返します。
最初はべたべたした音でも、
練習を重ねていけば「タキタキ」とはっきりした音になってくるはずです。
この練習は、スナップ(手首)が強くなる。(コンガをたたく筋肉がつく。)
タイムキープ(リズムキープ)が身につくという点ですごく重要なんです。
コンガ奏者として避けては通れない練習ですから、しっかりおこなってください。
写真では左手で打っていますが、右手でもできるようにしてくださいね。
練習をするときはメトロノームを必ず使用してください。
最初はゆっくりめのテンポで、
目盛り【80】にあわせて8分(音符)で打ちます。
※下の譜例参照
※ Hがヒール、Tがトゥです。
慣れてきたら、テンポを上げて練習してください。
左手も右手も、両方ともやってくださいね。
そして肝心なのは、
「パキパキ」とはっきりした音になるまで練習することが重要です。
また、最初は慣れていないので、手の先に力が入って肩がこると思いますので、
肩の力をなるべく抜くように意識してやった方がいいです。
よろしければ、下の動画を参考にしてくださいね。(2分音符~8分音符でやってます)
では、がんばってください。
またお目にかかりましょう。